Q&A集 「資金繰り表の簡単作成」 - 資金繰りホットラインブログ

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Q&A集 「資金繰り表の簡単作成」

カテゴリー:財務改善



経営者の皆さんは資金繰り表を作成していますでしょうか。
私は普段、経営業務でご多忙なことを承知の上で、作成することをオススメしています。

ここでは資金繰り表の簡単な作り方を QA形式でお伝えします。

資金繰り表の作り方

Q 資金繰りは、メモ程度でしかやってないんですが、きちんとした資金繰り表を作るように銀行から言われました。

A 中小零細企業の社長さんには、そんな人が多いようですが、それではいくら資金調達しなければならないのかが見えてきませんよね。銀行などへの説明にも説得力を欠くでしょうし。

Q 資金繰り表といわれても、どうも苦手で…。

A 難しく考えなくてもいいんです。資金繰り表の目的は、いつ、どれくらいのお金が足りなくなるのかを知ることなので、細かい数字は気にする必要はないんです。

Q 具体的には、どうしたらいいんですか?

A エクセルで簡単に作れます。下の表をご覧ください。月単位で縦書きにして、経費や借入返済などの項目別に入出金の予定を入れていきます。たとえば6月では、初日の現預金残高は500円です。売掛金回収の欄には6月中の入金予定を記入します。

勘定科目

説明

6月

7月

8月

月初残高

(前月末残高(A))

500

380

-470

売掛金回収

(売上金回収額)

1000

600

1500

原価支払

(買掛金支払)

-600

-900

-400

人件費支払

(給与など支払)

-300

-300

-300

経費支払

(その他経費)

-200

-200

-200

営業収支

(以上を差引(B)

-100

-800

600

資金調達

(借入調達)

0

0

0

借入返済

(毎月の返済)

-20

-50

-50

財務収支

(以上を差引(C)

-20

-50

-50

収支合計

(D)(B)+(C)

-120

-850

550

月末残高

(E)=(A)+(D)

380

-470

80

Q 手形回収の分は売掛金回収に入れないのですか?

A この想定では簡略化のため手形回収は考慮していません。手形分も入金からは外して現金・小切手で入金になるものだけを記入します。

Q 原価支払いで注意すべきことは?

A 売上が増えるのに伴って増える「変動費」を考慮する必要があります。ここでは原価支払いとして600円を6月に支払うわけですが、支払いのタイミングと売上入金のタイミングが資金繰りを狂わせる原因になるので要注意です。

Q 「財務収支」というのは?

A 簡単にいうと借金と、その返済です。資金調達と返済は本業のお金の動きとは分け、集計したものが財務収支となります。

Q 「月末残高」は?

A 営業収支と財務収支を合わせたものがその月の収支です。この収支と月初めの残高と合計したものが月末残高 になります。このケースでは、6月初めに500円あったのが、6月の収支(–120)を計算した380円が6月末残高になります。

Q 表を見ると、7月末の残高が–470 になっていますね。

A そうです。7月に資金が470円ショートするということです。7月には少なくとも470円の資金調達の必要があることが分かるのです。

Q これをもとに銀行と融資交渉を始めるわけですね。

A 借入だけが資金調達の手段ではありません。支払いを遅らせたり、売掛金の回収を早めたりといったことを、取引先と交渉することも検討すべきです。安易に借りるのではなく、自社努力もするべきです。「回収を早く、支払いは遅く」…これが資金繰りの極意なんですから。

資金繰り表の見方

Q この表では何日に、いくらお金がいるのかがわかりません。

Q 日付単位のものを作りたいのですが。

A 確かに、お金の支払いは待ってくれませんよね。
「月末には支払えるんですが」と言ったって、その前の手形が落とせないようでは経営はピンチです。
実際の資金繰りに役立つものを作る必要があります。といっても難しくはありません。まず、上の資金繰り表を見てみましょう。

勘定科目

説明

6月

7月

8月

月初残高

(前月末残高(A))

500

380

-470

売掛金回収

(売上金回収額)

1000

600

1500

原価支払

(買掛金支払)

-600

-900

-400

人件費支払

(給与など支払)

-300

-300

-300

経費支払

(その他経費)

-200

-200

-200

営業収支

(以上を差引(B)

-100

-800

600

資金調達

(借入調達)

0

0

0

借入返済

(毎月の返済)

-20

-50

-50

財務収支

(以上を差引(C)

-20

-50

-50

収支合計

(D)(B)+(C)

-120

-850

550

月末残高

(E)=(A)+(D)

380

-470

80

Q これで見ると、7月に資金が470円ショートすることになっていますが、いつ足りなくなるのでしょう?

A 融資を受けなければと銀行へ走る前に、 日ごとの資金繰り予定表を作ってみましょう。まず、経理担当と一緒に過去3カ月ぐらいの通帳を見ながら、毎月の流れをつかんで7月分の予測をするのです。すると下の表のようになりました。

日時

内容

入金

出金

残高

71

前月よりの繰越残高

 

 

380

71

小口現金引出

 

30

350

75

リース料支払

 

20

330

710

買掛金支払

 

250

80

710

源泉税、住民税支払

 

20

60

715

その他経費支払

 

50

10

720

借入返済

 

50

-40

720

リース料など経費

 

80

-120

720

買掛金支払

 

400

-520

725

売上回収

300

 

-220

725

買掛金支払

 

200

-420

727

人件費支払

 

280

-700

730

売上回収

300

 

-400

730

買掛金支払

 

50

-450

730

経費支払

 

20

-470

731

翌月繰越残高

 

-470

 

Q 7月末の残高は–470円で、前回作った月次資金繰りの結果と一致していますが、7月27日に人件費を払う段階では700円ショートになってしまいますね?

A そうです。7月末に470円の資金調達をしても、230円足りないのです。つまり、700円の資金調達が必要だというわけです。
これが、日次資金繰り表のメリットなんです。このような資金繰り表を3カ月ぐらい先まで作っておけば資金の流れがよく分かり、「10日後にお金が足りない」などと慌てることはなくなるはずです。

Q この資金繰り表ではショートまであと1カ月しかありません。どうすればいいんでしょう?

A いえ、まだ1カ月もありますよ。その1カ月間に何ができるかについては、次回以降で詳しく考えてみましょう。

如何でしたでしょうか。

意外と簡単な資金繰り表。
是非作成してみてください。

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