決算における過大な売掛金が金融機関に指摘されたケース - 資金繰りホットラインブログ

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決算における過大な売掛金が金融機関に指摘されたケース

カテゴリー:相談事例



皆様いつもお世話になっております。

 

資金繰りホットラインの武田です。 

 

 

ネットで弊社のホームページをご覧になり、相談に来られた会社様からの相談をご紹介いたします。

 

インターネット 検索

 

●相談 決算書上の売掛金が過大ではないかと金融機関から指摘されて資金調達が困難となっている

 

お客様:横浜市の人材派遣会社様

 

こちらの会社様からの相談内容は、

「決算が終わった後金融機関に決算書を提示した際に売掛金が多いのではないか?と指摘されて、資金調達に支障が出ている。」

とのことでした。

 

会社の内容は

  • 年商5億円
  • 税引き後利益300万円
  • 流動比率150%
  • 売掛金1億5000万円

 

ざっと見ると上記のような内容です。

 

確かに損益上は問題がないようですが、明らかに売掛金が大きいかな?という感じはしました。

 

 

一般的なパターンであれば、

人材派遣業の売り上げ入金サイトはそんなに長くないはずです。

 

入金サイトを聞いてみると、ほぼ末締めの翌月末までには売り上げが入ってくるとのことです。

 

ということは、年商が5億円あるということを考慮すると、

月商は年商を12で割ってほぼ4000万円程度となるはずです。

 

そして、決算書で考えると

売掛金には、決算月の売上1か月分が計上されるべきであり、

毎月の売上変動があまりなければ、4000万円程度が売掛金に計上されているべきだと考えられます。

 

 

そのため、

金融機関からの指摘通り、「売掛金の1億5000万円は多すぎる。」

と懸念される部分があります。

 

 

勘定科目の内訳書を見てみると、たくさんの売掛先が並んでいますが、

目に付くのはその他という項目で計上されている8000万円の売掛金でした。

 

 

 

同席されていた経理担当の方にお話を聞いてみたところ、渋々本音が出てきて、 

「この8000万円の売掛金は過去に金融機関から資金調達を円滑に行うために損益上利益を計上したくて行ってきた売上の前倒し計上の積み重ねだ。」ということでした。

 

そして、差額の7000万円の売掛金は正しい売掛金とのことです。

 

つまり、決算調整で売掛金/売上 〇〇〇〇万円

という仕分けを入れて過去数期にわたって売り上げを過大計上してきたとのこと。

 

粉飾決算を行う時の典型的な仕訳です。

 

 

当然ながらこの8000万円の売掛金には実体がないということです。

 

では、この売掛金がないものと損失計上をすると決算上の流動比率も低くなりますし、

自己資本比率もその分低くなり債務超過になってしまいます。

 

 

この点を金融機関は見抜いているのでしょうか、

もしくは貸し倒れ、長期の未収があるのではないかと心配しているわけです。

 

従ってその他の部分の内訳が欲しい、なぜこのような金額になっているかの理由を教えてほしいということなのです。

 

 

 

● 対応策

 

この判断は非常に難しく、対応策としては以下のことが考えられます。

 

  1. その他の8000万円は実体がないと告白する
  2. 金融機関にはその8000万円はあるものだと言い切って説明する

そして、今後少しずつ落としてゆく

 

我々としては、その決算申告時に決算に関与していないので、

決算を行った時の税理士先生に確認をし、そのうえで金融機関には「虚偽の売掛金です。」というしかない部分ではあります。

 

しかし、そうすると今後の資金調達に大きな支障になることは間違いありません。

 

社長様としては、とにかく我々が金融機関にも同席して円滑に着地点を探ってほしいとのことでした。

また、次回の決算においては税理士先生を交え決算対策からコンサルティングを行ってほしいということとなりました。

 

 

●結論

 

今回のケースは典型的な粉飾決算の積み重ねによるひずみが決算書に現れたものです。

 

そして、多くの会社がこの方法で利益計上をしているといえます。

確かに資金調達において決算書が占める重要性は非常に大きいものがありますが、

安易にこのような形の粉飾を行うのも問題があるかと思われます。

 

ほかに決算対策のしようがなかったのではないかと悔やまれる部分です。

 

 

 

上記のようなご相談を含め、決算対策、資金調達、資金繰りに関して、
もし気になること・ご不安がありましたら、お気軽にご相談ください。

 

 

 

スタッフ一同、お待ちしております。

 

 

また、弊社社員は日本全国を飛び回っております!

そのタイミングで面談が出来ることもありますので、こちらからお問い合わせ下さい。 

 

 

 

 

日本中の中小企業に幸せを

株式会社TCR 代表取締役 武田健一

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