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総資産回転率とは?

総資産回転率とは?

財務諸表の数字を用いて、企業の収益性や安定性などが分析できますが、今回は効率性を分析するための指標である、総資産回転率について考えていきます。

売上高を資産で割ることによって総資産回転率が求められます。

総資産回転率(回) = 売上高 ÷ 総資産

単位は%ではなく、回になります。

総資産 = 総資本 とも考える事ができるので。

総資本回転率も同じ数値になります。

資産回転率が高いという事は、少ない資産で多くの売上を生み出していることになります。

なぜ回転というのか

効率を表す総資産回転なぜ単位が回数なのか、と疑問を持たれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

資産のイメージとして、ホテルの客室や、飲食店の客席数をイメージするとしっくりくると思います。

飲食店でも、お客様が入れ替わり入ります、そして1日の売上が立ちます。

この時、お客様がどれだけ回転したかと表現できます。

つまり、客席数という設備である固定の資産が、お客様に来ていただいて一定期間の売上をどれだけ生み出すかというイメージなのです。

これが飲食店での客席回転数であり、ホテルでの客室回転数です。

小売業でイメージすると、

・品物を仕入れる

・販売する

のサイクルになります。

そう考えると、仕入れと販売のサイクルが多い方が、より多くの売上を出せる事になります。

品物を仕入れる部分が資産になり販売するのが売上です。

ここで、仕入れる部分である資産は、平均の棚卸資産で考えます。

より分かりやすくすると、1回の仕入額と考えればよいのです。

このように考えると、回転率を回数で表す事が納得できるのではないでしょうか。

業種によってばらつきがある回転率

財務諸表の総資産を使った数値が、総資産回転率という事になります。

この指標は、業種によって傾向が異なってきます。

製造業の場合は、工場設備などの資産が大きく、総資産回転数はそれほど多くなりません。

卸業者であれば、仕入れて販売する回数を速めて利益を得る事がビジネスのスタイルなので、回転数が多くなります。

飲食店の客席数、ホテルの客室数、あるいは棚卸在庫など、個別の資産に着目した回転率もあります。

業種や資産によっては、回転率の評価が変わってきますので、

棚卸資産回転率、客席回転率など、資産別の回転率に注目することもできます。

例としては、企業の棚卸在庫の回転数を見る事で、在庫管理の効率性が評価できます。

売掛金という資産に着目すれば売掛債権回転率となり、売掛金の回収が効率よくできているか財務的な観点での分析にも活用できます。

それぞれの企業ごとに回転率の内容は異なっていると思います。

この指標は、その企業の経年変化を見ていくことで役に立つ指標と言えるかもしれません。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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